1か月の労働時間が、一般の職業であれば約175時間であるのに対し、トラックドライバーの労働時間というものは、240~275時間にも達すると言われています。長距離運転のドライバーさんが労働時間が増える傾向にあります。これは大きな差になりますよね。

この長時間労働の原因の主となる一つとして挙げられているのは、荷物の積み降ろしがあります。

小型トラックでの運送をメインで行う運送業者においては、運転という業務のみではなく手積み手下ろしが基本になっていることもあります。

メディアでも注目されたトラックドライバーの仕事内容

先日、あるテレビ番組で運送会社ドライバーさんが紹介されていました。

その番組は、トラックドライバーさんの仕事を紹介するドキュメンタリーだったのですが、1箱10キロのきゅうりを全部で1200箱、およそ11トンをドライバーさんが1人で、農協の倉庫からトラックに運び込む様子が放送されていました。

番組によると、その日はドライバーが2時間以上かけてようやく積み込んだようでしたが、届け先でも同じように荷物を下ろす作業が待っているということを考えると、積み下ろしがどれほどまでにドライバーへの負担になっているのかがわかります。

実際に、どのような流通・運輸の会社でも、そのような荷積み・荷下ろしはあります。